今月8日の時點で、中國の2013年の映畫興行収入が200億元（約3400億円）の大臺を突破した。昨年同期比34.63％増で、動員數(shù)は5億7300人を超えた。人民日報海外版が報じた。

わずか3年で100億元から200億元に倍増。

1990年代後半から2003年まで、中國の映畫の興業(yè)収入は10億元（約1700億円）前後だった。中でも、最も少なかった1999年はわずか8億1千萬元（約138億円）にとどまった。しかし、2002年11月、中國共産黨第16次全國代表大會が開催されたのを機に、映畫界の産業(yè)改革が始まった。同産業(yè)の発展を促進する一連の政策?法規(guī)が発表され、同産業(yè)は活性化、2010年には総興業(yè)収入が101億元（約1717億円）に達した。そしてわずか3年で、2倍の200億元に達したのだ。

　飛ぶ鳥落とす勢いで増えるスクリーン。

03年、中國の主な映畫館の數(shù)は1140カ所、スクリーン數(shù)は1923スクリーンだった。しかし、今年12月の初めの時點で、その數(shù)は3000カ所と1萬8千スクリーンにまで増加した。近年は、年に3000-5000スクリーンのペースで増加し、今年も1日に13.8スクリーンのペースで増加した。日本やドイツなど映畫市場が成熟している國の全國のスクリーン數(shù)が3000-4000スクリーンであることを考えると、この數(shù)字のすごさが分かる。

その陰にマーケティング會社の助力。

近年、中國では國産映畫か外國映畫かにかかわらず、専門チームや會社を招いてマーケティングを?qū)g施している。例えば「失戀33天（ Love is Not Blind）」（11年）、「畫皮 あやかしの戀2」（08年）、「致我們終將逝去的青春」（13年）の記録的な興業(yè)収入は、マーケティングプランチームの努力の成果だ。映畫市場の統(tǒng)計を出している「蕓恩咨訊」のデータによると、中國の映畫業(yè)界は12年、マーケティングに24億元（約408億円）以上を投じた。そして今年、その規(guī)模は既に28億元（約476億円）に達している。映畫のマーケティングは、製作?配給?上映と並び、映畫産業(yè)における4つ目の細分化されたサービスとなり、興業(yè)収入を成長へと導く新たな原動力となっている。

目標220億元突破なるか。

昨年の年末から今年の初めにかけて、中國の関連部門は2013年の目標として興業(yè)収入220億元（約3740億円）を掲げた。8日に200億元を突破した今、今年中に220億元の目標を達成できるかが焦點となっている。

北京無限自在文化伝播有限公司の周維?副総裁は、「週末がまだ何度かあることに加え、クリスマスも控えており、それだけで2億元は稼げるだろう。また、年末は平日でも4000-5000萬元稼げ、各種ギフト券や無料チケットなどが12月末に集中して消費されるだろう。さらに、お正月映畫である馮小剛（フォン?シャオガン）監(jiān)督の『私人定制（Personal Tailor）』や成龍（ジャッキー?チェン）主演の『ポリスストーリー』シリーズ最新作『警察故事2013』、袁錦麟（アラン?ユン）監(jiān)督の『風暴（Firestorm）』、寧浩（ニン?ハオ）監(jiān)督の『無人區(qū)』（No Man's Land）『無人區(qū)』などのほか、話題作も多く、220億元は必ず達成する」と楽観的な見方を語っている。 （編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2013年12月16日